岳南電車では、昨年実施したクラウドファンディングが目標を達成し、今年度より運転体験を実施しています。
実施場所は吉原駅構内で、実施日は午前と午後の2部制です。
8月20日午前の部に参加して来ました。
↑ 「岳鉄運転体験参加証」です。
96mm×85mmサイズの常備券です。
午前の部は、9時までに受け付けを済ませます。
↑ この日は7003号での運転体験です。
↑ 前面行先表示幕にも「運転体験」幕が収納されています。
↑ 横サボもあります。
↑ 吉原駅2番ホームには、参加者以外入れません。
7003号の車内にて参加者6名は、運転士より講習を受けます。
この日の運転士は、岳南電車のイベントではお馴染みの山田運転士、厚木運転士です。
講習終了後は休憩を挟み、運転体験実施場所に移動します。
運転体験は、吉原駅構内貨物1番線です。
吉原駅は1面2線の旅客線の他、岳南江尾方に貨物1番線(貨物出発)、貨物2番線(貨物到着)、留置線の3線があります。
貨物営業終了後、10年間使用していなかった貨物線を整備し、運転体験が実施出来るようになりました。
貨物1番線までは、入換運転となります。
入換信号が無い為、操車担当社員の入換指示にて運転します。
↑ 岳南江尾方より、貨物1番線に入換中。
↑ 運転体験用の停目です。
貨物1番線は、架線の張り替え、ATSの設置、PC枕木の導入等の整備が実施されました。
また、吉原方はJR東海と繋がっている為、バラストでの車止めも設置されています。
右側の線路は東海道線の上り1番線で、運転体験中も吉原駅停車の貨物列車が、普通に通り抜けて行きます。
↑ 運転席からの運転士目線です。
↑ 運転体験の様子です。
運転は、貨物1番線を片道100m運転出来ます。
岳南江尾方は本線と繋がっているので、安全側線がありますが、安全上、運転士が運転して移動します。
その為、参加者は片道のみ運転可能です。
速度は15km/hまで、ノッチも1ノッチまで投入可能です。
運転体験用に特製レバーサーを使用しており、物理的に2ノッチ以上投入出来ないようになっています。
↑ 本線を走行する9000形です。
吉原駅構内に定期列車が進入中(場外へ進出するまで)は、運転体験が中断されます。
この間、運転士と参加者との情報交換(という名の雑談・・)や乗務員室の撮影が出来ます。
同時に、カードタイプの運転体験参加証が配布されます。
約2時間の間、最低でも1人4回の運転が可能です。
運転体験終了後、再び、旅客2番線に入れ換えます。
↑ 本線側に分岐器を転換する操車担当社員です。
講習時間を含めると、約3時間です。
参加費は1人15000円で、当日用の1日乗車券、後日用の1日乗車券、グッズやテキスト等が含まれます。
10月以降は未発表ですが、今後も確実に参加したいと思います。